結論から書きます。
我が家では、老後資金より教育費を優先しています。
老後資金について考えていないわけではありません。
ただ、30代で子どもを育てている今の家計では、どうしても優先順位が下がっています。
この状態に、どこか後ろめたさを感じている人も多いと思います。
30代で老後資金を意識し始めた理由
老後資金を意識し始めたのは、子どもが生まれてからです。
自分たちの老後が心配になった、というよりも、将来子どもに負担をかけたくないという気持ちが大きくなりました。
働けなくなったあと、自分たちがどう暮らすか。
それ以上に、「子どもに頼る状況にならないか」が気になります。
30代で老後を考える動機は、自分の生活のためというより、
子どもの人生に影響を与えたくないという親としての感覚に近いものだと思います。
教育費と老後資金の優先順位が変わる理由
教育費と老後資金では、お金の性質が違います。
教育費には、入学や進学といった動かせないタイミングがあります。
締め切りは、家庭ではなく社会が決めています。
一方、老後資金の締め切りは、自分で決めるものです。
何歳でどんな暮らしをするかは、後から調整できます。
我が家の場合、教育費と住宅ローンが同程度の優先度で、
老後資金はその次になっています。
毎月確実に支払いが発生するものと、将来に向けて準備するものでは、
どうしても判断の重みが変わります。
締め切りが決まっているものから優先するのは、
感情の問題ではなく、家計管理として自然な判断です。
教育費や住宅ローンを優先し、老後資金を後回しにしているのは、
特別なことではありません。
老後資金の目標金額を決めていない理由
我が家では、老後資金の目標金額を決めていません。
理由は、今は老後資金を主軸に積み立てていないからです。
老後にいくら必要かという情報はよく見かけます。
ただ、その数字を今の家計に当てはめると、
現実との差に戸惑うだけでした。
今の最優先事項は、子どもを無事に社会へ送り出すことです。
その段階に至るまでは、老後の詳細を詰めすぎない。
これは考えることを放棄しているのではなく、
今の家計状況に合わせた判断だと考えています。
夫婦で老後資金の話をしない理由
配偶者とは、老後資金についてあまり話していません。
話し合いを避けているわけではなく、
今は子どもの生活や教育の話題で手一杯だからです。
日々の生活や教育費、住宅ローンのことを整理するだけでも、
考えることは多くなります。
老後の話が出ないのは、
今の生活に必要な判断を優先している結果だと感じています。
老後資金を後回しにしていることに、不安を感じるのは自然です。
ただ、その不安は個人の意識の低さが原因ではありません。
家庭を持つと、同時に考えるべきお金のテーマが一気に増えます。
判断が重くなるのは、構造の問題です。
なぜ家庭があると、お金の判断はここまで難しくなるのか。
その背景については、次の記事で整理しています。
→ 家庭があるとお金の判断が難しくなる理由(#26)

