この記事で扱う不安
お金のことで悩んでいるのに、
「誰に相談すればいいのか分からない」
と感じて、結局一人で抱え込んでしまう不安を整理します。
結論
お金の相談先が思い浮かばないのは、
あなたが消極的だからではありません。
むしろ、家族を守ろうとする賢明な警戒心が、
相談先をひとつずつ消していくのです。
なぜ、相談先が次々と消えていくのか
① 親や友人に相談できない理由は「心配」だけではない
親に相談すると、
心配をかけてしまう気がする。
それと同時に、
自分の経済力を評価される恐怖もあります。
「大丈夫なの?」
その一言が、
無意識のジャッジに聞こえてしまう。
友人も同じです。
家庭の収入、支出、価値観。
すべてを説明しなければ話が通じない。
比較されるかもしれない。
マウントを取られるかもしれない。
そんなリスクを想像した瞬間、口は閉じます。
親の目。
友人の噂。
それらすべてが、相談を遠ざける要因です。
② 配偶者とは話せる。でも、決着がつかない
配偶者とは相談できます。
不安も共有できます。
ただ、そこには別の怖さがあります。
話し合いが、
いつの間にか責任のなすりつけ合いに
変わってしまう不安です。
「じゃあどうするの?」
「それはあなたが決めて」
知識が足りない問題以上に、
関係性が揺らぐリスクを感じてしまう。
だから話せても、
前に進めないことがあります。
③ 専門家は「あなたを守る人」には見えない
銀行。
保険窓口。
FP。
どれも専門家です。
知識もあります。
しかし、多くの人はこう感じます。
彼らは、あなたの家計を守るプロではない。
商品を売るプロだ。
これは偏見ではありません。
ビジネスモデルの話です。
商品を売って利益が出る。
それが仕事。
その構造を理解しているからこそ、
「中立な相談相手」には見えなくなる。
怪しいから避けるのではありません。
立場が違うと分かっているから、警戒する。
それだけの話です。
だから、人はネット検索に逃げ込む
こうして考えると、
最後に残る選択肢はひとつです。
ネット検索。
- 誰にも評価されない
- 弱みを握られない
- 売り込まれない
ネット検索は、
誰にも傷つけられないための防衛シェルターです。
決断できない自分を責める必要はありません。
あなたは身を守っているだけです。
ただし、防衛シェルターにも限界がある
ネットには、
正解らしき情報が溢れています。
しかし、
情報が増えるほど判断は重くなる。
平均値。
ランキング。
成功体験。
どれもあなたの家庭を前提にしていない。
安全な場所にいるつもりが、
いつの間にか情報の洪水で身動きが取れなくなる。
これが、
「分かっているのに決められない」状態です。
本当に必要なのは「相談相手」ではない
ここまで整理すると、
見えてくるものがあります。
必要なのは、
- 味方でもない
- 売り手でもない
- 利害関係のない第三者
いわば、
家計の軍師(セカンドオピニオン)です。
決断を代わりにする人ではありません。
あなたの判断材料を整理する存在。
そんな人がいれば、
相談してみたいと思いませんか。
自分を責める必要はありません
相談できないのは、
弱いからではありません。
家族を守るために、
慎重になっているだけです。
その警戒心は、
間違っていません。
先に知っておいてほしいこと
なぜ、
家庭があると
ここまで判断が難しくなるのか。
感情ではなく、
構造として整理します。
→ 家庭があるとお金の判断が難しくなる理由(#26)

