小学1年生の教科はなにがある?|入学前に親が知っておきたい7教科と学習内容

小学1年生の教科-入学前に親が知っておきたいこと

小学1年生になると、これまでの幼稚園・保育園とは違い、
本格的に「教科」を学ぶようになります。

国語や算数はなんとなく想像できても、
「他に何を勉強するの?」「ついていけるかな?」と
不安に感じる親御さんも多いのではないでしょうか。

我が家も今年長男が実際に小学校に入学してみて、
教科の多さや授業内容に戸惑う場面がありました。

この記事では、
・小学1年生で学ぶ教科の一覧
・それぞれの教科でどんなことを学ぶのか
・入学前後に親が準備しておいてよかったこと
を、実体験を交えて分かりやすくまとめます。

目次

小学校1年生の教科は7種類

小学校1年生の教科は全7種類+特別授業です。
その7教科がコチラ

小学校1年生の教科

・国語
・算数
・生活
・音楽
・図画工作
・体育
・道徳


文部科学省の小学校指導要領が載っているHPです
小学校学習指導要領:文部科学省 (mext.go.jp)

教科ごとに細かく決められているので、
一度目を通してみると参考になると思います!

小学1年生で親が不安に感じやすいポイント

小学1年生で学ぶ教科を見て、
「意外と多いな」「本当についていけるのかな」と
不安に感じた方も多いのではないでしょうか。

実際、入学前はそこまで気にしていなくても、
学校生活が始まってから
“思っていたより大変だな”と感じる家庭は少なくありません。

ここでは、実際に多くの親が感じやすい
小学1年生ならではの不安をいくつか紹介します。

国語は「読み書きの差」が一気に出やすい

国語は、ひらがな・カタカナの読み書きに加えて、
文章を読んで内容を理解する力も少しずつ求められます。

入学前は問題なく感じていても、
クラスの進度に合わせて学習が進むため、
「書くのが遅い」「音読を嫌がる」といった悩みが出てくることもあります。

特に、家ではあまり文字を書く習慣がなかった場合、
親としては「このままで大丈夫かな?」と不安になりがちです。

算数は「急につまずく」ことがある

算数は、足し算・引き算といった基礎から始まりますが、
数の考え方に慣れていないと、急につまずくことがあります。

特に、
・数をイメージするのが苦手
・文章問題になると分からなくなる
といったケースは珍しくありません。

テストの点数よりも、
「算数が苦手かも」と感じ始めるタイミングが
この時期に来ることも多いです。

生活・特別活動は「勉強以外の戸惑い」が出やすい

生活科や特別活動では、
集団行動や学校生活のルールを学ぶ場面が増えます。

授業内容そのものよりも、
・発表が苦手
・集団行動に慣れない
・学校の決まりを覚えるのが大変
といった点で戸惑う子もいます。

親としては、
「勉強以前のところで困っていないかな」と
気になる場面が増える時期です。

親の関わり方が分からなくなることも

小学1年生になると、
「どこまで親が見てあげるべきか」で悩むことも増えます。

全部教えるのは違う気がするけれど、
放っておいていいのかも分からない。
そんなモヤモヤを感じる家庭も多いのではないでしょうか。

この時期は、親も一緒に手探りで進んでいく時期だと感じています。

こうした不安を感じる中で、
「家庭でどんなサポートをすればいいのか」
「教材や通信教育を使った方がいいのか」
と悩み始める方も多いと思います。

家庭でやってよかった小学1年生の勉強サポート

教科や勉強内容を知ると、
「家庭では何をしてあげればいいんだろう」と
悩む方も多いと思います。

我が家も最初は、
学校の勉強についていけるか心配で、
いろいろ試行錯誤しました。

ここでは、実際にやってみて
「これはやってよかった」と感じた
小学1年生の勉強サポートを紹介します。

まずは「学校の授業を理解できているか」を見る

特別な勉強を始める前に、
まず意識したのは
「学校の授業についていけているかどうか」でした。

テストの点数よりも、
・授業の話を自分からしてくれるか
・宿題を極端に嫌がっていないか
といった様子を見るようにしていました。

毎日長時間やらせない

小学1年生のうちは、
長時間机に向かわせることよりも、
短い時間でも毎日続けることを意識しました。

10分〜15分程度でも、
「今日はこれだけやろう」と決めて取り組む方が、
親子ともに負担が少なかったです。

親が全部教えすぎない

分からないところをすぐ教えるのではなく、
「どこが分からないのか」を
一緒に確認するようにしました。

親が答えを出してしまうよりも、
考える時間を少し待つだけで、
子どもの理解が進むこともあります。

とはいえ、毎日家庭で教えるのは大変ですし、
親の負担が大きくなりすぎるのも続きません。

実際に我が家では、家庭学習の軸として
Z会の小学生コースを利用してきました。

「難しい」と言われる理由や、
向いている家庭・向いていない家庭については、
こちらの記事で正直にまとめています。

小学1年生の学習時間

小学1年生で学ぶ教科は把握できたと思います!

では、つぎに各教科の学習時間について。

学習指導要領の情報から計算しました。
1年間での数字となります。

小学1年生の総コマ数は850コマ

小学1年生の総コマ数

総コマ数→850コマ【約637時間】

小学生は1コマ45分です。

学習指導要領で決められている小学1年生の年間コマ数は「850」コマ
時間計算すると「637,5時間」となります。

このように年間で計算すると、思ったより多い気がしませんか?

参考までに…

小学6年生の場合はコチラ↓

小学6年生の総コマ数

総コマ数→980コマ【735時間】

高学年になると教科の種類も増えるため、
総コマ数も増えるんですが1年生と比べて約100時間ほど増えています。

各教科の学習時間

各教科ごとにコマ数が決まっています。
教科別のコマ数/コマ数を時間換算/教科ごとの勉強時間の割合をまとめました。

各教科のコマ数一覧

スクロールできます
教科名コマ数時間換算(単位:h)割合(単位:%)
国語306229.536%
算数13610216%
生活10276.512%
音楽68518%
図画工作68518%
体育10276.512%
道徳3425.54%
特別活動3425.54%
合計850637.5

国語の勉強時間が約4割!

上の表を見ていただくと分かりますが、
「国語」だけ、ずば抜けて勉強時間が多くなっています。

算数も生活も全ての教科で文字にて理解が必要となります。
そのため、基礎である「国語」の勉強時間が特別多くなるのでしょう。

ちなみに小学6年生では…
国語が占める割合は「約17%」

それでも算数と並んで最も勉強時間が割かれている教科です。

国語の次に勉強時間を割く教科は「算数」

これも、生活していく上で必要となる計算の基礎となる部分ですよね。

小学6年生の学習指導要領を見ても、国語・算数はTOP2となっています。

他の教科も当然必要なことで大切だと思いますが、
この「国語・算数」については特にしっかり見てあげたいですね。

まとめ

小学1年生になると、
教科が増え、勉強の内容も一気に本格的になります。

最初は不安に感じることも多いですが、
大切なのは「完璧にやらせること」ではなく、
学校の授業についていけているかを
日常の中で少しずつ確認していくことだと感じています。

家庭での声かけや短時間の学習だけでも、
子どもの安心感は大きく変わります。
一方で、親の負担が大きくなりすぎると
続かなくなるのも事実です。

もし、
「家庭学習のペース作りが難しい」
「何から手をつければいいか分からない」
と感じた場合は、
通信教育や教材を上手に取り入れるのも一つの方法です。

我が家で実際に使ってみた教材については、
別の記事で詳しくまとめていますので、
気になる方は参考にしてみてください。

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